こんにちは、ぼんべあです。
新NISAは年初一括がいいのか積立がいいのかは人によってどちらかは分かれると思いますが、凡人の私は心地よく続けれる積立投資をしています。
旧NISAが誕生して10年以上が経ちました。投資をはじめた当初から一般NISAを使用していましたが当初は非課税投資枠が小さく非課税期間も短いため、あまり使い勝手がよくありませんでした。2024年から始まった新NISAは、大幅に内容が改善され驚いたことを覚えています。
NISAとは
NISAとは「Nippon Individual Savings Account」の略で、日本国内に居住する18歳以上の個人投資家向けの税制優遇制度です。通常、株式や投資信託などの金融商品から発生した利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用することで、一定の投資額から得られる利益が非課税になる制度です。NISAにはいくつか種類があります。
旧NISAと新NISA
旧NISA
・一般NISA
項目 | 内容 |
利用できた期間 | 2014年1月~2023年12月 |
対象者 | 日本国内に居住する満20歳以上 (2023年1月以降は18歳以上) |
年間非課税枠 | 120万円 |
非課税期間 | 最長5年間 |
最大保有可能額 | 600万円(120万円×5年間) |
対象商品 | 上場株式・公募株式投資信託等 ・上場株式 ・株式 ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) ・REIT(不動産投資信託) など |
・積立NISA
項目 | 内容 |
利用できた期間 | 2018年1月~2023年12月 |
対象者 | 日本国内に居住する満20歳以上 (2023年1月以降は18歳以上) |
年間非課税枠 | 40万円 |
非課税期間 | 最長20年間 |
最大保有可能額 | 800万円(40万円×20年間) |
対象商品 | 一定条件を満たし、金融庁に届け出された ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) |
・ジュニアNISA
項目 | 内容 |
利用できた期間 | 2016年4月~2023年12月 |
対象者 | 日本国内に居住する18歳未満 |
年間非課税枠 | 80万円 |
非課税期間 | 最長5年間 (18歳になるまでは継続管理勘定で非課税で保有が可能) |
最大保有可能額 | 800万円(40万円×20年間) |
対象商品 | 一定条件を満たし、金融庁に届け出された ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) |
新NISA
・成長投資枠
項目 | 内容 |
利用できた期間 | 2024年1月~ |
対象者 | 日本国内に居住する満18歳以上 |
年間非課税枠 | 240万円 |
非課税期間 | 無期限 |
最大保有可能額 | 1200万円 |
対象商品 | 上場株式・公募株式投資信託等 ・上場株式 ・株式 ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) ・REIT(不動産投資信託) など |
・積立投資枠
項目 | 内容 |
利用できた期間 | 2024年1月~ |
対象者 | 日本国内に居住する満18歳以上 |
年間非課税枠 | 120万円 |
非課税期間 | 無期限 |
最大保有可能額 | 600万円 |
対象商品 | 一定条件を満たし、金融庁に届け出された ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) |
2024年に新NISAが導入され、旧NISAの一般、つみたて、ジュニアは廃止されました。大幅に非課税枠が増額し、成長投資枠と積立投資枠を合わせると年間360万円、最大1800万円まで投資でき、非課税期間も無期限と内容が大きく改善されました。また、売却した枠は翌年には復活するなどとても素晴らしい制度となりました。しかし、ジュニアNISAに代わるような制度は2025年の現在、残念ながらありません。ぼんべあ家はギリギリ1年分だけジュニアNISAを使用することができました。ジュニアNISAはすごく良い制度だったので、できれば代わる制度を導入して欲しかったです。
年初一括投資と積立投資
年初一括投資とは新NISAの成長投資枠と積立投資枠を合わせた360万円分を年のはじめの1月初旬の段階で投資するというものです。積立投資とは新NISAの成長投資枠20万円分、積立投資枠10万円分の計30万円を毎月投資することで年間合計360万円分を投資するものです。年初一括投資と積立投資の違いは1月にまとめて投資するか1~12月に分けて投資するかの違いです。新NISAが導入されることになり、一括の方がいいのか積立の方がいいのかが話題となりました。一括投資と積立投資の特徴を調べてみました。
一括投資の特徴
・一度に必要な投資資金が多い
・短期間で大きなリターンが得れる可能性がある
・投資資金が多いので資産の値動きが大きくなる
・年初のタイミングが高値だった場合、株価が高い時に投資することとなる
積立投資の特徴
・一度に必要な投資資金が比較的少なく済む
・短期間で大きなリターンを得るのは難しい
・一括投資よりは値動きが小さくなる
・一年を通して平均的な株価に投資することとなる
一括投資の特徴と積立投資の特徴を見比べると対称的なことが分かります。どちらの特徴が合っているのかは人によると思いますが過去のデータ上ではS&P500は年初一括投資の方が成績が7割方良かったようです。右肩上がりの相場ではできるだけ早めに投資してしまった方が理論上は期待リターンが大きいので感情を抜きにして長期で投資する場合は年初一括投資の方が良さそうです。
まとめ
2024年の新NISA初年度にぼんべあは一括投資しようか迷いましたが踏み切らずに積立投資をすることにしました。2024年度の結果を見ると年初に一括投資をしていた方が成績が良かったようです。少し羨ましい気持ちもありますが、長く続けて相場の稲妻に立ち会うために下落相場が来ても心地よく続けやすい積立投資を続けていこうと思います。
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